著書・論文等
【著書】
保育の計画と評価~MINERVAはじめて学ぶ保育④
2021/07 共著 ミネルヴァ書房
【著書】
子ども家庭支援論~乳幼児教育・保育シリーズ~
2019/10 共著 光生館
【著書】
「保育・教育ネオシリーズ」第3巻「保育の計画と方法」
2018/03 共著 同文書院
【概要】保育の指導計画と指導法を密接にからめながら、実践事例をもとに、保育者志望者が具体的にイメージできるような計画の作成、遊びや生活を通した総合的な指導法を解説した書籍である。編著者として書籍全体の統括を行うと共に、「第1章 保育の計画と方法の原理」、「第10章 よりよい保育に向かう反省・評価」を執筆。シリーズ総監修・岸井勇雄・無藤隆・湯川秀樹、本巻編著者・小笠原圭・卜田真一郎、執筆者・赤崎節子、岩田良子他8名。(p1-20、p213-238)
【著書】
「新 保育士養成講座」第11巻 保育内容総論
2011/04 共著 全国社会福祉協議会
【著書】
「幼稚園教育実習」
2010/06 共著 建帛社
【著書】
常磐会短期大学実習指導室発行(2008)「教育実習の手引き」(植田明と共著)の執筆
2008/01 教科書・教材
【概要】「保育指導法の研究」にかかる資料・教材の作成
【著書】
多文化共生への保育―保育・行事を見直す―
2007/10 共著 大阪保育子育て人権情報研究センター
【著書】
2008年度版 役立つ!!保育・教育用語集
2007/01 共著 大阪教育図書
【著書】
「保育園は子どもの宇宙だ!-トイレが変われば保育も変わるー」
2007/01 共著 北大路書房
【著書】
2007年度版「役立つ!!保育・教育用語集」
2005/11 共著 大阪教育図書
【著書】
実習に役立つ表現あそび2
2005/11 共著 北大路書房
【著書】
子どもの人権と保育・教育
2005/03 共著 保育出版社
【著書】
「保育・教育ネオシリーズ」第3巻「保育の計画と方法」
2003/03 共著 同文書院
【著書】
「子どもの人権双書」第6巻「乳幼児期の子どもたち」
2003/03 共著 明石書店
【著書】
新版 幼児教育課程論入門
2002/10 共著 建帛社
【著書】
人権と仲間関係2002「遊び集団の発展を考える―子どもの身体の動きと対話に着目して」
2002/06 共著 解放出版社
【著書】
人権と仲間関係2000「わかりやすい保育課題の見つけ方2」
2000/06 共著 解放出版社
【学術論文】
保育現場におけるイスラームとの共生を巡る対話(1)─ムスリムである保護者との鼎談を通して─
2020/03 共著 エデュケア (40), 1-24
【学術論文】
多文化共生保育における外国にルーツのある子どもの音楽活動の現状と課題-保育者の意識調査を通して-
2019/03 共著 エデュケア (39), 15-29
【学術論文】
来日第二世代保育者におけるアイデンティティの揺れとキャリア形成のナラティブ:―TEMによる描出と考察―
2018/07 共著 保育学研究 一般社団法人 日本保育学会 56(2), 87-98
【概要】本研究の目的は,来日第二世代保育者(子どもとしての来日経験をもつ保育者)のキャリア形成の過程の描出である。TEMを用いて3名の保育者(南米からの日系移民)の語りを可視化することで,アイデンティティの揺れを含むキャリア形成の過程を提示した。これにより,「母国語が話せる」「類似の背景をもつ移民の子たちへの共感的理解ができる」ことの,役割意識への影響が描出された。そして,諸言語への自信の程度が,キャリア形成に影響した可能性がある。また,来日第二世代保育者への優れた通訳者としての期待が,大きな負担感に繫がっていた。したがって,このような難しさを理解することが,来日第二世代保育者を支えることになろう。
著者:林恵・佐々木由美子・卜田真一郎・戸田有一
【学術論文】
幼児が環境に主体的にかかわり、自分らしく生きる力の育成に向けて
2017/03 共著 常磐会短期大学紀要 46, 13-35,
【学術論文】
多文化状況の相違による多文化共生保育実践の多様性のM-GTAによる検討
2016/03 共著 乳幼児教育学研究 第24号(p21-38)
【概要】本研究は、特定のエスニック・グループへの焦点化を超えた多文化共生保育実践の俯瞰的把握のための枠組みの構築を目指し、各園における多文化状況に応じた保育実践のありようを描出することを目的とする。具体的には、園における「差異の可視性」が異なる園における聞き取りをもとに、子どもの状況や保育実践(保育の目標・保育の中での取り組み)に焦点を当ててデータを収集し、M-GTAを用いて分析を行った。その結果、多文化化の状況要因のありようによって、「同化に向かいやすい集団」と「分離に向かいやすい集団」があること、こうした集団の特性の違いが保育の目標・保育の中の取り組みに影響を与え、同化または分離を回避することを意識した実践が行われている可能性が示唆された。卜田真一郎・平野知見・臼井智美・戸田有一(4名中1番目)<査読有>
【学術論文】
多文化保育と音楽をめぐるエピソードの協奏の試み
2016/03 共著 大阪教育大学 幼児教育学研究室 エデュケア (36), 9-22,
【学術論文】
関係活動モデルに立脚した保育方法学の検討
2015/03 共著 大阪教育大学 幼児教育研究室紀要「エデュケア」 (大学・研究所等紀要) 35 ,(p1-18)
【概要】本研究は、乳幼児期の保育・教育が「活動」を中心としている点に着目した「関係活動モデル」(KKモデル)に立脚した保育方法研究の枠組みを提案することを目的としている。まず、活動を捉える視点として、「行為」「関係」と、それぞれの過程における外的側面と内的側面を提案した。さらに、保育案で検討すべき要因として「子ども理解・雰囲気・ねらいの組織・子どもの活動(保育内容の展開)・保育者の関わり・評価」の6つを取り上げ、保育者として押さえるべき点を提案した。この枠組みから保育案の分析を試み、指導過程を検討した。卜田真一郎・玉置哲淳(2名中1番目)<査読なし>
【学術論文】
保育者養成校における情報教育のあり方
2015/03 共著 常磐会短期大学紀要 44, 29-53
【学術論文】
保育方法分析モデルの基礎的考察~「活動」と「関係」に着目した保育方法研究2~
2015/03 単著 大阪総合保育大学紀要 第9号(p225-246)
【概要】本研究は、「活動」と「関係」に着目した保育方法研究の確立に向けて、乳幼児教育の独自性に立脚した保育方法分析モデルを提起することを目的としている。はじめに、社会的構成主義の知見と社会的構成主義の立場からの授業研究の知見を整理し、モデルの作成にあたっては、「活動の目的」、「操作」、「関係性」の3点を柱として検討すること、活動の生成から終結までの段階を意識すること、社会的相互作用を検討することが重要であることを指摘した。その上で、「教材研究(活動分析)」→「保育の計画」→「保育の振り返り」の3つのフェーズについての検討が必要であることを示し、それぞれのフェーズに対応した分析モデルを提起した。<査読有>
【学術論文】
「保育者のまなざし」論に基づく保育実践記録分析モデルの提起―活動と関係に着目した保育方法論の研究―
2014/03 単著 大阪総合保育大学紀要 第8号(p149-170)
【概要】本報告においては、卜田・玉置(2013)で提起された「保育者のまなざし」論に基づき、子どもと保育者の相互作用の質的検討を可能にする保育実践記録の分析モデルを提起し、実際の分析を通じて、その意義と可能性、今後の課題等について検討することを目的とする。その為に本研究では、はじめに、保育者のまなざし論に基づく保育実践記録の分析モデルについて、学校教育学における授業記録の方法等についても援用しつつ整理し、その基本的考え方を提起した。さらに、提起された保育実践記録の分析モデルを用いた実践の分析を実施し、その意義と今後の課題についての整理を行った。分析の結果、本モデルが子どもと保育者の相互作用の質的検討を明らかにするためには有効なモデルであること、特に、子どもと保育者の内的側面についての客観的な分析によって、保育者の保育方法の選択の適切性を検討することが可能になることが示された。(査読あり)
【学術論文】
保育における「保育者のまなざし」論の提起―保育におけるクラス経営の実証的研究(3)―
2013/03 大学・研究所等紀要 共著 大阪総合保育大学紀要 7号
【概要】本稿はクラス経営の計画をどのように編成すべきかを課題とした継続研究の一環である。本稿では、日々のクラス経営としてどのような方法意識をもって保育者が保育に臨めば良いのかという実践的な課題をあきらかにすることを目的とし、長期的な視野に立ったクラス経営の視点を日々の保育において具体化していくための「保育者のまなざし」について検討し、提起することを目的としている。そのため、玉置が提唱する「関係活動モデル」を下敷きに、「外的活動へのまなざし」「活動の内的操作へのまなざし」「外的関係へのまなざし」「内的関係(他者のイメージ)へのまなざし」「内的関係(自己のイメージ)へのまなざし」の5つのまなざしを提起し、そうしたまなざしが、保育指導の各局面においてどのように活かされるのかについて検討を行った。また、そうしたまなざしをもとに、保育指導プロセスの構成要素となる「保育における活動カテゴリー」について提案を行った。<査読有>
【学術論文】
日本における多文化共生保育研究の動向
2013/03 大学・研究所等紀要 単著 大阪教育大学 幼児教育研究室紀要「エデュケア」 33
【概要】本研究は、日本における多文化共生保育研究の動向を整理することを目的として、この分野の研究から約50本の論文を取り上げ、整理を行ったものである。取り上げた論文は、そのテーマごとに「『呼称』や『表記』を巡る課題」「多文化共生保育の状況と課題に関わる研究」「外国にルーツを持つ子どもの園生活の実態についての研究」「オールドカマーの子どもの保育に関わる研究」「多文化共生保育の理念に関わる研究」「多文化共生の視点からの保育内容に関わる研究」「多文化共生保育に関わる保育者養成に関わる研究」の7つのカテゴリーに分類し、研究動向に関わる考察を行った。その結果、多文化共生保育研究の今後の課題として、「『多文化共生保育』が意味することの範囲の広さを視野に入れ、研究全体を俯瞰できるような整理が必要であること」、「地域の多文化化の状況要因による実践の違いを整理し、状況の違いに応じた実践のありようを検討すること」「これまでの研究成果の積み上げをもとに、より具体的な『多文化共生保育の指導法』の確立が求められるということ」の3点を指摘した。<査読無>
【学術論文】
本学卒業生の幼稚園・保育所等における早期離職の現状と課題―平成19・20年度卒業生を対象として―
2011/03 共著 常磐会短期大学紀要 39
【学術論文】
「玉置幼児教育学」の系譜を辿るⅢ~カリキュラム研究の経緯~
2010/03 共著 大阪教育大学 幼児教育研究室紀要(大学・研究所等紀要 、2009 )" エデュケア
【学術論文】
「玉置幼児教育学」の系譜を辿るⅠ~同和保育・人権保育研究の経緯~
2010/03 共著 大阪教育大学 幼児教育研究室紀要(大学・研究所等紀要 、2009 ) エデュケア
【学術論文】
「玉置幼児教育学」の系譜を辿るⅡ~遊び研究の経緯~
2010/03 共著 大阪教育大学 幼児教育研究室紀要(大学・研究所等紀要 、2009 )" エデュケア
【学術論文】
地域における子育て支援に短期大学が果たす役割についてⅢ~保育者養成校は何を為し得るか?~
2008/03 共著 常磐会短期大学紀要 36
【学術論文】
幼稚園実習の現状と課題
2008/03 共著 常磐会短期大学紀要 36
【学術論文】
保育者養成校における長期及び短期指導計画作成指導の試み~構想と実践および課題~
2008/03 単著 常磐会短期大学紀要 36
【学術論文】
活動アナリシスアプローチを用いた「作って飛ばす活動」の保育方法の提起(第1報)
2007/03 単著 大阪教育大学 幼児教育研究室紀要 エデュケア
【学術論文】
地域における子育て支援に短期大学が果たす役割についてⅡ~プログラム内容の可能性について~
2007/03 共著 常磐会短期大学紀要
【学術論文】
「日本人」保育者が民族保育に取り組むとき~民族保育の研究Ⅱ~
2006/03 単著 常磐会短期大学紀要
【学術論文】
地域における子育て支援に短期大学が果たす役割について―その方法と実践―
2006/03 共著 常磐会短期大学紀要
【学術論文】
本学学生の幼稚園教育実習に対する意識(第1報)~実習に対する不安と期待を中心に~
2005/03 共著 常磐会短期大学紀要
【学術論文】
「民族保育」カリキュラム開発への構想と課題―民族保育の研究1―
2005/03 単著 常磐会短期大学紀要
【学術論文】
幼児の分配行動に関する調査手続きの検討-予備調査の実施過程からの考察-
2005/03 共著 大阪教育大学幼児教育研究室紀要 エデュケア 23
【学術論文】
指導計画作成の基礎資料としての遊び論検討の課題-ルールの遊びの質的発展の研究Ⅰ―
2004/03 単著 常磐会短期大学紀要
【学術論文】
本学学生の幼稚園教育実習に対する意識(第2報)~実習に対する不安と期待の変化を中心に~
2004/03 共著 常磐会短期大学紀要
【学術論文】
ルールのある遊びの発達段階試論
1997/01 単著 大阪教育大学修士論文
【学術論文】
ルールのある遊びの年齢的特徴の研究 ピアジェ理論の検討を通して
1995/02 単著 大阪教育大学卒業論文
【その他】
セクシュアリティの多様性と保育
2021/08 単著 季刊「保育問題研究」新読書社 310 pp.8-20
【その他】
多文化共生保育の今、これから~少数者集団の生きづらさに向き合うことを原点に
2016/09 単著 NPO法人ちゃいるどネット大阪 情報誌「ちゃいるどネットOSAKA」 第68号(p11)
【概要】特集記事「多文化共生保育の今、これから」の1つの論説として執筆。人々が持つ「違い」をどう捉えるのかについて、「外国人の子ども」と「セクシュアリティの多様性」に焦点をあてながら検討し、保育者自身がその生きづらさに向き合うことから実践を構築することの重要性について言及した。
【その他】
子どものあそびと保育者の役割
2015/07 - 子ども情報研究センター刊 「はらっぱ」 2015年7月号
【概要】特集記事「『保育』は、子どもとともに遊ぶこと」の1つの論説として執筆。子どもの発達における遊びの重要性を指摘すると共に、「学びへの着目」だけにとどまらない遊び理解の必要性を提起。特に「遊びの面白さへの着目」と「活動の分析」の必要性を、事例を基にしながら提起。( p2-5)
【その他】
人権学習シリーズ vol.10ありのままのわたし 大切なあなた~子どもと保護者のエンパワメント~
2014/03 共著 大阪府府民文化部人権局
【概要】この教材は、「差別や偏見が世代間で再生産されている実情をふまえ、就学前の子どもやその保護者を対象に、自分や他者を大切にし、より豊かな人権感覚を醸成していくこと」をめざして作成されたものである。編集は「人権教育教材作成等業務共同企業体」として「一般財団法人大阪府人権協会」と「特定非営利活動法人ちゃいるどネット大阪」が共同であたり、大阪府府民文化部人権局が広く府民に配布する形で発行している。この中で、論文「乳幼児期の子どもの人権を『守り』『育む』」[p6~10]および合計5本のコラムを執筆した(p13、p23、p35、p53、p69)。共著者は、栗本敦子、卜田真一郎、棚田純子、南田安紀子。
【その他】
一般財団法人 大阪府私立幼稚園連盟教育研究所 第22次プロジェクトチーム研究紀要 「次世代の保育者を育てる~教育実習及び新任教員への指導について~」
2014/03 共著 一般財団法人 大阪府私立幼稚園連盟教育研究所
【概要】この研究紀要は、大阪府私立幼稚園連盟教育研究所第22次プロジェクトチーム(テーマ:「次世代の保育者を育てる~教育実習及び新任教員への指導について~」)における2年半にわたる研究活動のまとめである。1)大阪府私立幼稚園連盟加盟園を対象とした、教育実習指導及び新任教員への指導についてのアンケートのまとめ、2)保育者養成校教員との懇談会のまとめ、3)実習生・新任教員への指導における工夫について、の3点について報告をおこなっている。この中で、執筆の全体指導を行うとともに、プロジェクトメンバーとともに、アンケートのまとめ及び指導の工夫の項を執筆した
【その他】
子どもの理解からはじまる人権保育
2011/03 単著 三重県「2010年度人権保育専門講座 講演録」(p86-112)
【概要】人権の視点に立ったクラス作りの実践をテーマにした講演の記録。人権保育実践のスタートとしての「子ども理解」の重要性に言及し、その具体的な方法について提起。
【その他】
.学ぼう子どもの最善の利益9「多文化共生と保育」
2011/03 単著 全国社会福祉協議会編「保育の友」 第59巻 第1号(p36)
【概要】子どもの人権について幅広く学びながら、子どもの最善の利益を考慮した保育について考えることを目的とした連載コーナーの1回を担当。多文化共生と保育のあり方について、日本社会の多民族化の現状、多文化共生保育が目指すもの、多文化共生保育の実践のポイントについて解説。特に、ニューカマーのみならず、オールドカマーの子どもの保育や、マジョリティの子どもの育ちについても言及している。
【その他】
子どもの現実からスタートする人権保育実践~気になる子を中心としたクラス作り~
2011/03 単著 大阪市私立幼稚園連合会 「平成22年度研究・研修収録」 (p66-70)
【概要】人権の視点に立ったクラス集団作りのために保育者が考えるべきことや、その実践のための手続きについての講演をまとめたもの。クラス集団作りのスタートとして、クラスの中の「気になる子」の姿を捉え、その背景にあるクラスの価値観を理解すること、そして、そこから、どのような価値観をもったクラスを育てるのかを考えることの重要性について提起している
【その他】
「あなたにとって気になる子とは?(その2)~「気になる子」から保育を見直すために~」
2010/11 単著 NPO法人ちゃいるどネット大阪情報誌「ちゃいるどネットOSAKA」 第13号
【概要】本小論は、上記の「その1」を受けて、保育の課題の整理の方法と、「気になる子を中心としたクラス作りの方向性」を明確化するために議論すべき点を整理している。その中で特に、子どもたちの中にどのような「価値観」を育てるのかという点を明確化することの重要性について提起している。
【その他】
「あなたにとって気になる子とは?(その1)~「気になる子」から保育を見直すために~」
2010/09 単著 NPO法人ちゃいるどネット大阪情報誌「ちゃいるどネットOSAKA」 第12号(p4-p6)
【概要】本小論は、人権の視点に立ったクラス集団作りについての、保育者を対象とした一考察である。クラス集団作りの第一歩として、クラスの中での「気になる子」の姿に着目することの重要性、同時に、そうした気になる子への見方が保育者の価値観に規定されていることを考えたときに、保育者自身の価値観のありようを問い直すことの重要性について言及している。そうした上で、気になる子とその子を取り巻く関係性を捉えるための原則的な視点を提起している。
【その他】
一人ひとりを大切にする保育~人権の感性を育てる~
2008/12 単著 大阪保育子育て人権情報研究センター情報誌「ちゃいるどネットOSAKA」 第91号(p13-14)
【概要】本小論は、人権保育の基礎を理解することを目的にした連載の分担執筆である。ここでは、ひとりひとりを大切にする保育を実現するために、乳幼児期において人権の感性をいかに育てるかについて、特に、玉置哲淳氏の人権力のトライアングルの提起に学びつつ「人間を尊敬する力」「公平を追求する力」「偏見をなくす力」を育てることの重要性の視点から整理している。
【その他】
人権の視点から行事を見直す~既存の行事の検証と行事の再生~
2006/08 単著 大阪保育子育て人権情報研究センター情報誌「ちゃいるどネットOSAKA」 第68号(p11)
【概要】本小論は、保育の中の「行事」を人権の視点から見直し、再生する方法について言及したものである。そのための方法として、「行事の由来・行事の背景やそこに含まれる価値観の検証」「クラスの子どもの現状、子どもを取り巻く家庭や社会的な背景を考える」「活動に関わるねらいの確定と行事の実施」「『とりくみの形骸化』を防ぐ方法」の4点を提起した
【その他】
カリキュラムに行事をどう位置づけるか~特に『運動会』『発表会』などに着目して~
2006/07 単著 大阪保育子育て人権情報研究センター情報誌「ちゃいるどネットOSAKA」 第67号(p11)
【概要】本小論は、保育の中の「行事」を、特に長期指導計画作成時にいかに位置づけるかについて考察したものである。特に、運動会や発表会などの「園行事」に着目し、行動主義的な活動観を超えた行事の捉え方と、「活動」と「関係」の視点からの「行事のねらい」の構成のあり方について言及。
【その他】
R.DeVeriese & Betty.San 著「幼児が作るクラスのモラルー構成主義からの提案」
2002/04 資料翻訳 大阪教育出版