心理学は「心の動きとそれに基づく行動を研究する学問」であり、領域は多岐に渡る。ここでは心理学の概要を学び、「心理学と出会う」こと、また心理学視点から「自分と出会う」こと、そしてそこから得た気づきによって「他者と出会う」ことを体験し、それらを保育・教育場面はもちろん、日常生活において活かすことのできる知識を、実習も交えて学習することを目的とする。子どもたちを理解し、接し方を考案し、行動に移すためには、自分自身を理解することから始めることが重要であると思われる。そこで、本講義では人間の心に関する様々な概念を紹介し説明するとともに、心理検査などの実習も導入し、人間の心について体験的に学べるよう進めていく。

１．心理学における心や身体との関係を理解する。
２．自分理解について学び、他者理解へのつながりに関心を持つ。
３．人間関係における心理学について主体的に考えることができる。
４．社会における心理学との関連性を理解する。

特になし。

「心理学」に対するイメージを書き出してみる。
日常生活にある「心理学」について考えてみる。

適宜、資料を配付する。

『新　自分さがしの心理学』川瀬正裕・松本真理子（編）ナカニシヤ出版　1997年
『図解 心理学用語大全』齊藤勇（監修）田中正人（著）誠文堂新光社　2020年

平常点（受講態度など）30％、課題（ワークシート、授業内提出物、課題研究成果物など）70％

実施しない

授業内容の順番は、受講生の人数・受講動機・関心の傾向などを考慮しながら、教員の判断で前後することがある。
授業内容にかかわる資料を基本的に毎回配布するが、配布される資料はあくまで補助的なものである。
資料に目を通しつつ、授業内容に関して、自身が感じたこと、考えたこと等を自分でノートをとることが必要となる。