科目の情報 | |||||
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科目名 |
科学あそび(幼児と環境③)
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科目番号 |
C03
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担当者氏名 |
佐野 彰
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担当形態 | 単独 | |||||
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開設年度 |
2024 年度
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学科 |
幼児教育科
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学年・学期 |
1年・後期, 2年・後期
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単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 | 卒業 | 選択必修 | 科目区分 | 基礎教育科目 | アクティブラーニングの有無 | なし |
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幼稚園 | - | 科目区分(幼) | |
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施行規則に定める事項等 | |||
保育士 | - | 系列(保) |
オフィスアワー | 火曜日 1限 | 火曜日 1限 | 研究室 | 兼任講師室(6号館2階) |
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シラバスの情報 |
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対応する主なディプロマポリシー番号 |
短期大学士の授与方針 |
◎
1 社会生活に必要な知識を身につけ、理解している。
◎
2 自己・他者・社会への関心を持ち、教養を備えた人間として、生涯を通じて学び続ける姿勢と、社会・環境に働きかける意欲を持つ。
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幼稚園教諭二種免許状・保育士資格の取得にふさわしい者と認めるにあたっての方針 |
◎
2 保育・幼児教育の職に就く自覚と誇りを持ち、子どもを取り巻く環境に関心を持ち、自ら実践しようとする意欲を持つ。
◎
4 専門職としての基本技術や技能を体得し、ことば・からだ・芸術・情報機器などを通じて、論理的に豊かに表現できる。
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授業概要 |
幼児教育に従事する者として、「科学遊び」を通して、子どもたちが身の周りの自然や生物などに親しみを感じ、命を慈しみ、人類の知恵と工夫に触れることの大切さについて考える。
1,幼児教育に携わる者自身が「科学は楽しい、おもしろい」と感じ、その楽しさ・おもしろさを伝えていくために創意工夫を凝らしていこうとする態度を養う。 2.「科学遊び」を創意工夫していくための考え方のヒントや、教材を準備したり、自作したりするために必要な基本技術を習得する。 3.「科学遊び」を通して、子どもたちに「命の大切さ」を感じとらせようとする意識を養う。 |
到達目標 |
科学あそびを通じて、子どもの「科学する心」を育成するために保育者として必要な力量を高める。
1.科学あそびについて積極的に知識・理解を深める。 2.科学する心を育てる技能を身につけるために積極的に考え工夫できる能力を身につける。 3.科学あそびに関心・意欲を持って主体的に取り組むことができるようにする。 4.さまざまな科学あそびに触れることを通じて自らの科学する心を高める。 5,教育者として、子どもたちの人権を守ろうという意識を高める。 |
担当教員の実務経験と授業の関連 |
①中学校における理科教員としての実務経験、幼稚園や地域の社会教育(親子科学教室)などでの実践に基づき、科学の面白さや楽しさ、生命の神秘さなどについて、伝えたい。
②青年海外協力隊員として、また、公立中学校で長らく人権教育に関わってきた経験を基に、「子どもたちを温かく見つめる」ことの大切さについて、伝えたい。 |
準備学習 |
①子どもたちの興味・関心を引き出せるような教材についての知識、そしてそれに創意工夫してさらに改良を加えるアイデアを出し合う。
②カッターナイフ、ガスバーナー、ガラスの曲げ方など、「科学遊び」の教材を工夫したり、自作したりするときに必要となるであろう道具類の使用についての基本知識や基本技術を身につける。 |
教科書 |
特に決まった教科書は使用せず、授業の中で、幼児教育における「科学遊び」の参考となるような文献を紹介していく。
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参考書・資料 |
授業ごとに、参考資料を載せたワークシートを作成し、それを配布したうえで、それに沿った授業展開を行う。
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評価基準 |
課題(ワークシート)25%、課題(レポート)25%、課題(作品)25%、その他(授業への参加意欲など)25%
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定期試験実施の有無 |
実施しない
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特記事項 |
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授業計画 | ||||
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回 | 項目 | 内容 | 学習課題(予習・復習)内容 | 時間 |
第1回 |
動物に触れる
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動物はく製に触れながら、動物のからだのはたらきについて学ぶ
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第2回 |
物が腐るということ
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味噌づくり体験を通して、微生物による発酵について学ぶ
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第3回 |
石を削るということ
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滑石を削って、石を加工し、勾玉を作製する
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第4回 |
人間の五感のすばらしさ
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点字について学び、簡易点字器を使って、しおりを作る
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第5回 |
ペットボトルを切るということ
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ペットボトルを加工して、魚の捕獲装置(モンドリ)を作製する
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第6回 |
立体視するということ
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赤青メガネを作製し、画像を立体視する(アナグリフ)
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第7回 |
炎が赤いということ
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炎色反応を利用したキャンドルを作製する
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第8回 |
生き物を育てる
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カブトムシの幼虫や、イモリやヤモリなど、生き物を育ててみよう
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第9回 |
縄をなうということ
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縄をなう技術を体得し、その応用として、草鞋作りに挑戦する
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第10回 |
古代からのプレゼント
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石膏を使って、化石のレプリカづくりを体験する
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第11回 |
物をこすり合わせるということ
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摩擦熱を利用した火起こしを体験する
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第12回 |
加熱するということ
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ガラスを加熱して、溶かして、トンボ玉づくりに挑む
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第13回 |
色で染めるということ
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植物色素を取り出し、布を染めてみる
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ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第14回 |
コマを回してみよう
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①コマ回しに挑戦する
②身近な財投を使って、よく回るコマづくりを工夫する |
ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |
第15回 |
空気の力
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①空気砲を使った、楽しい演出方法を考える
②浮き球づくり |
ワークシート
①授業の感想 ②幼児対象の科学遊びとして、どのように応用できるか ③学びの振り返り |
30分 |